WindowsからQNAPをiSCSIでマウントする手順
2019年05月13日
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- QNAP設定手順
Windows10からQNAP上のiSCSIボリュームをマウントする手順です。
QNAPのiSCSIボリュームの作成方法は、以下のページをご覧ください。
QNAPのiSCSIボリュームの作成方法は、以下のページをご覧ください。
評価環境
機器 | 製品名 | バージョン情報 |
---|---|---|
QNAP | TS-453Be | QTSバージョン 4.3.6 |
WindowsPC | HP EliteBook 830 G5 | Windows10 Pro |
サービスの起動確認
- 「iSCSIサービスが動いているか」を確認をします。
- Windowsの設定 を表示します。
「設定の検索」欄に「サービス」と入力をして検索をします。
「ローカルサービスの表示」を選択します。
- サービス設定が起動します。
「Microsoft iSCSI Initiator Service」の状況を確認します。
通常は自動起動で「実行中」になっています。
※「実行中」になっていない場合
・プロパティを表示します。
・「スタートアップの種類」を「自動」に設定します。
・[適用]ボタンをクリックします。
iSCSIイニシエータの設定手順
- iSCSIをマウントします。
Windowsの設定を表示します。
「設定の検索」に「iscsi」と入力をして検索します。
「iSCSIイニシエーターのセットアップ」を選択します。
- iSCSIイニシエーターのプロパティが起動します。
「探索」タブを選択します。
- [ポータルの探索]ボタンをクリックします。
- ターゲットポータルの探索ダイアログが表示されます。
QNAPのIPアドレスを入力します。
[OK]ボタンをクリックします。
- iSCSIイニシエーターのプロパティを表示します。
「ターゲット」タブを表示します。
「検出されたターゲット」にQNAP上に作成されたiSCSIボリュームの一覧が表示されます。
表示されない場合、Windowsファイヤーウォールの設定などを確認してiSCSIの通信遮断がないかを確認をします。
- 「検出されたターゲット」から接続をするターゲットを選択します。
[接続]ボタンをクリックします。
今回は、「iqn.2004-04.com.qnap:ts-451plus:iscsi.ts451p.f8a331」に接続をします。
- ターゲットへの接続ダイアログが表示されます。
[OK]ボタンをクリックして接続します。
- iSCSIイニシエーターのプロパティを表示します。
WindowsPCとQNAPでiSCSI接続できると、先ほど接続をしたiSCSIターゲットに「接続完了」と表示されます。
iSCSIデバイスをフォーマットする手順
- 接続をしたiSCSIターゲットをフォーマットします。
Windowsの設定を表示します。
「設定の検索」に「ハードディスク」と入力して検索をします。
「ハードディスクパーティションの作成とフォーマット」を選択します。
- ディスクの管理画面が起動します。
ディスクの初期化ダイアログが表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
- 未割当の領域が今回、QNAP上に作成したiSCSIボリュームになります。
フォーマットをします。
- 未割当の領域で、右クリック:新しいシンプルボリューム を選択します。
ウィザードが起動します。
- 今回はQNAP上のiSCSIデバイスのすべての領域をフォーマットします。
- Windows10から利用する場合は、ドライブを割り当てる必要があります。
今回は、F:ドライブにマウントをします。
- パーティションのフォーマットをします。
- ウィザードが完了したら、[完了]ボタンをクリックします。
- ディスクの管理画面を表示します。
新しいディスクが追加されていることを確認します。
- Windowsのエクスプローラー上にも新しいドライブとしてFドライブがマウントされていることを確認します。
- QNAP側からもWindowsPCがマウントされている事が確認できます。