3D/ロボット制御:次世代ロボット開発支援

次世代ロボット開発支援ソリューション
三栄ハイテックスは、3Dデータ技術とロボット制御ソフトウエアを組み合わせ、仮想空間と実機をシームレスに連携するロボット開発ソリューションを提供しています。
フィールドロボットのシミュレーション、3D空間生成、ROS2開発、デジタルツイン、HILS(Hardware in the Loop Simulation)、遠隔操作など豊富なソリューションでロボット開発を支援します。
高コスト・高リスクになりがちなフィールドロボット開発を3DCGとソフトウエア技術によって効率化し、安全で現実的な検証環境を実現します。

フィールドロボット開発の課題と当社の強み

自律飛行ドローンや自動収穫ロボットなど、屋外空間で活躍するフィールドロボットの開発は、実用化に至るまでに多くの課題を抱えています。

高コスト・高リスク

実機試験やフィールドテストによる機体・設備の損傷リスクや、予期せぬ事故による作業者・周囲への被害リスクが高い。結果として、保険や補修費用など高コストとなる。
当社の仮想空間でのシミュレーション技術を活用することで、コストとリスクを大幅に削減し、安全かつ効率的に開発を進められます。

複雑な検証環境

屋外環境は天候、地形、障害物、光条件などが複雑に絡み合い、ロボットの挙動を現実に即して検証することが困難となる。
高度な3Dデータ生成技術により、複雑な屋外環境を忠実に再現します。
開発者は仮想環境上でさまざまな条件下での挙動を短時間で評価でき、アルゴリズムの改善を効率的に行えます。

実用化の技術的ギャップ

シミュレーション上で成功したアルゴリズムも、実機に反映すると思わぬ不具合・問題が発生し、実用化の大きな障壁となる。
3DCG(仮想空間)と実機をシームレスに連携させる技術を提供します。
仮想環境で検証された成果を安全かつ高精度で実機に反映できるため、実用化までの期間を短縮できます。

主要ソリューション

ロボットの3Dシミュレーションによる屋外空間検証

当社独自の3Dシミュレーション技術により、地形データやセンサー情報を統合した仮想空間上で、ロボットの挙動、認識性能、経路計画を事前に評価可能です。

当社では、複雑で変化の多い屋外環境を正確に再現し、ロボットの動作検証やアルゴリズム開発を支援する3Dシミュレーション技術を開発しています。地形データやセンサー情報を統合した仮想空間上で、ロボットの挙動や認識性能、経路計画などを事前に評価することが可能です。 実機実験にかかるコストやリスクを大幅に削減し、開発の効率化と安全性向上を実現します。

当社開発のソフトウエア「ロボットシナリオシミュレータ」

当社が開発した「ロボットシナリオシミュレータ」は、屋外空間での自律ロボットの動作シナリオを、3Dシミュレーションで手軽に試せる環境を提供します。開発者や研究者はもちろん、ロボットの活用を検討している自治体関係者の方々にも、フィールドロボットの動作イメージを共有することが容易になります。シミュレータの技術を基にした受託開発や教育コンテンツの制作も承ります。地形データやセンサー情報を統合した仮想空間上で、ロボットの挙動や認識性能、経路計画などを事前に評価し、開発の効率化と安全性向上を実現します。
ドローン
ドローン
収穫ロボット
収穫ロボット
水中ドローン
水中ドローン

大規模3Dデータによる屋外空間の作成と空間分析

現実空間を忠実に再現した3D仮想空間(デジタルツイン)を効率的に構築します。
  • 大規模3Dデータ×AI×ロボット制御
  • 仮想空間内でのシミュレーションと空間分析を効率化
  • 開発期間の短縮と精度向上

大規模3Dデータの活用

点群などの大規模3Dデータを効果的に処理する技術を保有しています。
VIRTUAL SHIZUOKAやPLATEAUプロジェクトなどのオープンデータを活用し、広大な屋外空間の3DCGを効率的に制作します。

3D空間分析

空間分析技術により、ロボットの実証実験に最適な土地やランドマークの位置を効率的に抽出できます。
作成した仮想空間内を分析する技術(例:ロボットの実証実験に適した土地の探索、対象ランドマークがよく見える地点の抽出)を提供し、数学アルゴリズムやロボット制御アルゴリズムを組み合わせた課題解決を支援します。

3D仮想空間(3DCG)と実機の連携技術

3D仮想空間上で検証したアルゴリズムを実機に反映する技術により、ロボットのテスト中の故障や事故を最小限に抑制し、安全な開発を支援します。

HILSによる安全なプログラム検証

実機ロボット内の制御用コンピューターと3DCGを相互接続。
最終的な制御プログラムを実機に搭載する前に、仮想空間上のロボットを動かしてテストを実行することで、故障や事故につながる不具合を事前に発見できます。
HILSのイメージ図(構成図)
HILSのイメージ図(構成図)

遠隔操作技術とリアルタイムデジタルツインを活用

ロボットのリアルタイムデジタルツイン技術や、インターネットを介した遠隔操作技術も組み合わせて、最終製品化を強力に支援します。
遠隔操作のイメージ図(構成図)
遠隔操作のイメージ図(構成図)

ロボットのソフトウエア実装(ROS2開発)

ROS2 (Robot Operating System 2) に豊富な知見を持ち、AI、センシング技術と組み合わせ、最先端のロボット開発を加速します。

ROS2×AI×センシング

ロボットシナリオシミュレータ開発や顧客向け開発で培ったROS2の知見に、AIアルゴリズム開発、エッジデバイスへのソフトウエア実装、半導体の知見を含めたセンシング技術を組み合わせ、精密なロボットソフトを効果的に開発します。

提供範囲

シミュレーション環境でのアルゴリズム開発から実機に搭載する組み込みソフトウエアの実装まで幅広く対応可能です。

カスタム開発とコンサルティング

お客さまのご要望とアイデアを形にする、柔軟なカスタム開発と技術相談に対応します。
3DCG・AI・IT・ROSなど先端技術を組み合わせ、課題解決型のロボット開発支援を行います。

カスタム開発

3DCG、AI、IT、ROS2といった当社の保有技術を組み合わせ、3Dシミュレーター、VRシミュレーター、メタバースシステム、3Dデータの可視化アプリなどをカスタム開発します。

コンサルティング

各種技術コンサルティングや無料の技術相談も行っています。

サービス内容とご提案までの流れ

お客さまのご要望と状況に合わせて、以下の多様な契約形態で柔軟にサービスをご提案します。

01お問合せ

02打ち合わせ(無料技術相談)

03サービスのご提案

  • ソフトウエアライセンス販売
  • ソフトウエアIP販売
  • 受託開発/コンサルティング
  • 共同開発/協業

サービス内容

ソフトウエアライセンス販売

「ロボットシナリオシミュレータ」や周辺ソフトウエアなどをご要望に合わせたライセンス形態にて提供します。

ご契約までの流れ

  • 01

    打ち合わせ(提供形態など詳細説明)
  • 02

    お見積もり
  • 03

    ご契約
  • 04

    ソフトウエアのご提供

ソフトウエアIP販売

遠隔操作技術などソフトウエアIPを提供します。

ご契約までの流れ

  • 01

    打ち合わせ(IPの詳細説明)
  • 02

    契約内容のご相談(メールや打合せにて契約形態や金額を調整)
  • 03

    お見積もり
  • 04

    ご契約
  • 05

    IPのご提供

受託開発/コンサルティング

当社が保有する技術を使った独自の3DCGソフト、3D空間向けのAIなどを受託開発します。

ご契約までの流れ

  • 01

    打ち合わせ(業務内容のご相談)
  • 02

    お見積もり
  • 03

    ご契約
  • 04

    業務開始

開発フロー

01要件定義

お客さまのご要望をもとに、実装する機能や仕様を明確にします。

02設計

3DCGや3D空間向けAIなど、開発に必要な設計を行います。

03開発・制作

設計に基づき、3DCGソフトや3D空間向けAIなどを開発・制作します。

04検証

個別ソフトやシステム全体の動作確認・品質検証を実施します。

05納品

ご要望に合わせたデータ形式で納品します。

よくあるご質問 (FAQ)

3Dデータを持っていないのですが、依頼は可能ですか?
はい、可能です。
PLATEAUやVIRTUAL SHIZUOKAなどのオープンデータを活用した環境構築などご要望に合わせて提案します。
シミュレータのトライアルは可能ですか?
はい、可能です。
詳細についてはお問い合わせください。
ROS2の経験がなくても依頼できますか?
はい、問題ありません。
当社のROS2開発の知見を基に、要件定義から実機実装まで幅広くしてサポートします。
ROSの表記について
ROS2の正式な表記は、間にスペースを入れた「ROS 2」です。ただし、日本語では可読性の観点からスペースなしで表記されることが多いため、本サイトでも「ROS2」としています。