CG空間を活用したロボット・ドローンの制御プログラム開発を支援するシミュレータ「ロボットシナリオシミュレータ」をリリース
2025年04月30日
ニュースリリース
三栄ハイテックス株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:大和田誠、以下「当社」)は、CG空間を活用したロボットやドローンの制御プログラム開発を支援するシミュレータ「ロボットシナリオシミュレータ」を2025年3月にリリースしました。
本シミュレータは、実際に動かしたいロボットやドローンと、それらが動作する現実の環境をCG空間に再現することで、「こんな動きをさせたい」「思い通りの動作ができるか」といった検証を手軽に行うことができます。
本シミュレータは、実際に動かしたいロボットやドローンと、それらが動作する現実の環境をCG空間に再現することで、「こんな動きをさせたい」「思い通りの動作ができるか」といった検証を手軽に行うことができます。



シミュレータ開発の背景
少子高齢化や生産年齢人口の減少による労働力不足は深刻化しており、農業や林業、海洋事業をはじめとするさまざまな分野で、ロボットやドローンの活用が広がっています。静岡県や浜松市においても、ロボット技術や ICT(Information and Communication Technology/情報通信技術)の活用が進められています。
今後、ロボットやドローンの活用事例や市場が拡大するにつれて、制御プログラムを開発できる人材の需要はますます高まり、効率的な開発を支援するシミュレーション環境が不可欠となります。
こうした社会変化や市場ニーズを見据えて、当社の研究開発部門では、主事業である人工知能やICT、組み込みソフトウエア開発の技術を融合し、スマート農業プロジェクトやCG空間で現実空間を再現するデジタルツインなどの開発に取り組んでまいりました。
これらの開発成果を基盤に、CG空間を活用したロボットやドローンの制御プログラム開発を支援するシミュレータ「ロボットシナリオシミュレータ」を開発し、2025年3月にリリースする運びとなりました。
今後、ロボットやドローンの活用事例や市場が拡大するにつれて、制御プログラムを開発できる人材の需要はますます高まり、効率的な開発を支援するシミュレーション環境が不可欠となります。
こうした社会変化や市場ニーズを見据えて、当社の研究開発部門では、主事業である人工知能やICT、組み込みソフトウエア開発の技術を融合し、スマート農業プロジェクトやCG空間で現実空間を再現するデジタルツインなどの開発に取り組んでまいりました。
これらの開発成果を基盤に、CG空間を活用したロボットやドローンの制御プログラム開発を支援するシミュレータ「ロボットシナリオシミュレータ」を開発し、2025年3月にリリースする運びとなりました。
本シミュレータの特徴
本シミュレータの最大の強みは、ロボット・ドローンのプログラム開発者自身が作成したプログラムを、そのままシミュレータにアップロードすることで、CG空間内での実際の動作を視覚的に確認できる点です。
アップロード可能なプログラムは、ロボットやドローンでのプログラミングで利用されるROS(Robot Operating System/ロボットオペレーティングシステム)環境で作成されたものです。
実際にプログラムをアップロードし、シミュレータを実行する様子はYouTube動画をご覧ください。
アップロード可能なプログラムは、ロボットやドローンでのプログラミングで利用されるROS(Robot Operating System/ロボットオペレーティングシステム)環境で作成されたものです。
実際にプログラムをアップロードし、シミュレータを実行する様子はYouTube動画をご覧ください。
シミュレーションの手軽さも、本シミュレータにおける特徴の一つです。
ロボットやドローンの制御プログラム開発には、実際の運用環境を想定した試験が欠かせませんが、試験場所の確保や機材の運搬、準備などに多くの時間と労力がかかります。
本シミュレータでは、実際にロボットやドローンを動かしたい土地や建物などの現実世界を再現したCG環境を提供することで、これらの課題を解決します。
CG空間上でさまざまな条件での試験を繰り返すことができるため、現場への移動は不要となり、納得いく成果が得られるまで何度でも試験を実施することが可能になります。
本シミュレータでは、首都圏の都市部や当社がスマート農業プロジェクトで利用している浜松市内の農園を再現したCG空間が標準で搭載されています。
今後も提供するCG空間の種類を増やしていくとともに、お客さまのご要望に応じたオリジナルのCG空間の作成も承ります。
ロボットやドローンの制御プログラム開発には、実際の運用環境を想定した試験が欠かせませんが、試験場所の確保や機材の運搬、準備などに多くの時間と労力がかかります。
本シミュレータでは、実際にロボットやドローンを動かしたい土地や建物などの現実世界を再現したCG環境を提供することで、これらの課題を解決します。
CG空間上でさまざまな条件での試験を繰り返すことができるため、現場への移動は不要となり、納得いく成果が得られるまで何度でも試験を実施することが可能になります。
本シミュレータでは、首都圏の都市部や当社がスマート農業プロジェクトで利用している浜松市内の農園を再現したCG空間が標準で搭載されています。
今後も提供するCG空間の種類を増やしていくとともに、お客さまのご要望に応じたオリジナルのCG空間の作成も承ります。
浜松市内の実際の農園(左)と本シミュレータに搭載しているCG空間上の農園(右)の様子
※写真に写っている白い筐体はスマート農業で農作物の管理をしています
※写真に写っている白い筐体はスマート農業で農作物の管理をしています


今後の展望
今後、本シミュレータは、静岡県における農業や林業、海洋事業におけるロボットやドローンの活用を支援するための機能拡充を目指し、開発を進めてまいります。
具体的には、以下の取り組みを計画しています。
具体的には、以下の取り組みを計画しています。
- 静岡県が展開している3次元点群データに基づいた、静岡県内の土地を再現したCG空間の作成
- 海底調査で得られた情報に基づいた、海底の様子を再現したCG空間の作成
- 複数人でシミュレーション結果を共有できる機能やボイスチャットなどのコミュニケーション機能の強化
本件に関するお問合せ先
三栄ハイテックス株式会社 経営企画部 営業推進室 山本
電話番号:053-465-1555(番号案内:2番)
E-mail :rss_sales[at]sanei-hy.co.jp
※ご連絡いただく際は、[at]を@に変更してください。
電話番号:053-465-1555(番号案内:2番)
E-mail :rss_sales[at]sanei-hy.co.jp
※ご連絡いただく際は、[at]を@に変更してください。