QNAPからboxへのデータバックアップ手順

2019年04月01日

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QNAPからboxへのクラウドデータバックアップ手順を紹介します。
boxについては、以下をご確認ください。

評価環境

機器 QNAP
製品名 TS-882T
バージョン情報 QTSバージョン 4.3.5

box側の設定

  1. boxのウェブサイト(https://www.box.com/ja-jp/home)へログインします。
  2. ログイン後、同期用フォルダを作成します。
    ここでは、「qnap-test」というフォルダを作成します。

QNAP側の設定

  1. QNAPにログインをします。
    AppCenterから「HybridBackupSync」をインストールします。

     
  2. インストールが完了したら、QNAPのデスクトップにある「HybridBackupSync」をクリックしてアプリを実行します。

     
  3. [同期ジョブの作成]ボタンをクリックします。

     
  4. 「一方向同期」から「クラウド同期」をクリックします。

     
  5. 「QNAPからクラウドへの同期」または「クラウドからQNAPへの同期」の2種類の選択が可能です。
    今回は「ローカルからクラウドへの同期」を選択します。

     
  6. 「HybridBackupSync」で対応されているクラウドサービスの一覧が表示されます。
    「>」をクリックしてboxを選択します。

     
  7. Webブラウザが起動をして、承認画面が表示されます。

     
  8. ログイン画面が表示されます。
    自分のboxアカウントを入力をします。
    [承認]ボタンをクリックします。

     
  9. HybridBackupSyncがbox上のファイル操作ができるようにします。
    [boxへのアクセスを許可]ボタンをクリックします。

     
  10. boxのアカウントが表示されることを確認します。
    表示されたアカウントを選択します。
    [次へ]ボタンをクリックします。

     
  11. 同期ジョブの設定画面が表示されます。
    左側はソースフォルダ(QNAPからboxへバックアップを行いたいフォルダ)を選択します。
    右側の宛先フォルダは、box上のフォルダを選択します。

     
  12. ソースフォルダと宛先フォルダを選択します。
    [追加]ボタンをクリックします。

     
  13. 追加したフォルダペアの内容が正しい事を確認します。

     
  14. [適用]ボタンをクリックします。
    同期ジョブが開始されます。

HybridBackupSyncのジョブ詳細設定

スケジュールバックアップなどを実行する場合、詳細設定から設定可能です。
  1. ジョブの内容変更をします。
    [編集]ボタンをクリックし、内容を変更します。

     
  2. 「詳細設定」をクリックします。
    「詳細設定」では、同期ジョブのスケジュールとポリシーなどを設定します。

     
  3. ジョブ実行スケジュールを設定します。
    ・連続:リアルタイムでデータが同期されます。
    ・定期:設定した時刻や間隔でデータ同期されます。(最大8タイマーまで設定可能)

     
  4. ジョブのポリシーを設定します。
    ※注意点
    ・ミラー:ソースフォルダで削除されたデータは、boxのクラウド先でもデータが削除されます。
    ・コピー:ソースフォルダで削除されたデータは、boxのクラウド先ではデータ削除されません。
  5. 今回は、連続(リアルタイム)でミラー設定を行います。
    設定が完了したら[戻る]ボタンをクリックします。
    ※[戻る]ボタンをクリックしないと、設定が保存されませんのでご注意ください。

     
  6. 設定が完了をしたら、[適用]ボタンをクリックします。
    同期ジョブが開始されます。

動作確認

  1. QNAPからboxへのバックアップが完了すると、ジョブステータスに「同期済み」と表示されます。

     
  2. box側でデータを確認します。
    QNAP側とboxクラウド側で、データ内容が同じであることを確認します。

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