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2023.12.14
モデルベース開発(MBD)でリニアモーターカーを開発
組み込みソフトウエアの複雑化・巨大化に伴い、オートモーティブ分野を中心にMBDを導入した開発が活発になっています。当社では、MBDの黎明期から技術の習得に励み、現在は事業として取り組んでいます。 また、研究開発の部門では、モーター単体の制御に対してMBDの全プロセス(MILS・RCP・コード生成・HILS)に対応できるようになりました。現在ではもう一歩進んで、より実践的な技術として磁力制御技術の習得を目指し、リニアモーターカーをMBDで開発することに取り組んでいます。 本稿では、リニアモーターカーの開発状況を紹介します。はじめに、リニアモーターの特徴とリニアモーターカーの動作原理を説明
2023.08.21
AIアルゴリズムの実機実装サービスでビジネスを加速(AIシステム開発)
AIの開発は大きく四つのフェーズに分けられます。 アセスメントフェーズ 解決すべき課題を整理し、AIを活用する目的を明確にします。その上で、期待する結果を得るために必要なアルゴリズムや学習方法を検討します。 PoC(Proof of Concept)フェーズ このフェーズでは、AIモデルのプロトタイプを開発し、その性能を評価します。学習データを用意し、それを学習させたプロトタイプが期待通りの動作や精度を発揮できるかどうかを検証します。これは、AIモデルの開発前に、AIが提供する価値を確認するために重要なプロセスです。 開発フェーズ このフェーズでは、PoCフェーズで構築
2023.07.31
スマート農業向け「自動収穫ロボット」の開発
今、世界中で進化を続けるスマート農業。その中で研究開発が進む「自動収穫ロボット」は農業に革命をもたらすでしょう。従来の手作業と比較して、自動収穫ロボットは収穫速度を上げて収穫量を増やし、かつ作業のコストと量を軽減します。さらに、精密なセンサーを組み合わせることで、収穫物の品質向上にもつながります。 当社での自動収穫ロボットの研究開発は、以前関連記事でお伝えした「自律走行機能」から、「自動収穫機能」の開発フェーズに入っています。 本稿では、現在進んでいる、自動収穫機能の研究開発の状況をご紹介します。自動収穫機能は、果実の認識 → 果実の摘み取り → 果実の格納 といっ
2023.07.12
センサーICのターンキーサービス
三栄ハイテックスのアナログICおよびミックスドシグナルICのターンキーサービスについて紹介します。 エレクトロニクス産業の発展に伴い、高性能なICを迅速に市場へ投入することが求められています。当社は、お客さまのニーズに応じた半導体設計製造全工程のサービスを提供することで、高難度な市場の要求にお応えします。ターンキーサービスは、お客さまからの要求仕様書を基に、設計から試作、量産までを一貫して当社で行うサービスです。お客さまは仕様書を提供するだけで、専門的な知識やリソースを用意する必要がありません。また、ご要望に応じて、設計・試作の期間中に定期的な進捗報告も行います。当社はアナログICに関し
2023.07.05
未来のエンジニアを育てる人材育成への取り組み
三栄ハイテックスは、持続的な社会貢献を目指し、未来のエンジニアを育てる人材育成活動に積極的に取り組んでいます。 その一環として、地域の子どもたちに向けたプログラミング教育の提供に貢献しています。IT技術は現代社会においてますます重要な役割を果たしています。デジタル化の普及やテクノロジーの急速な進歩により、エンジニアはビジネスや社会のあらゆる領域で求められる存在となりました。未来の持続可能な社会を築くためには、優れたエンジニアの育成が不可欠です。 以下にその重要性をいくつかのポイントで説明します。デジタル時代において、企業や組織が効率性や生産性の向上を図るためには、IT活用が必要です。 エ
2023.06.21
モデルベース開発(MBD)の基礎知識
近年の自動車をはじめとするモビリティ業界において、「CASE(※)」というキーワードが注目されています。 自動車の制御システム開発は、「CASE」の対応が進むにつれて、より複雑で大規模なシステムを、今より短期間で効率よく行うことが要求され、従来の開発方法では対応が困難な状況になりつつあります。 そこで、従来の開発プロセスに取って代わる形で「モデルベース開発」が主流になってきています。 モデルベース開発とはなにか、導入時のメリットや注意点について、説明します。※ CASEとは、「Connected(コネクテッド)」、「Autonomous(自動運転)」、「Shared &
2023.05.30
COMPUTEX TAIPEI 2023 出展
2023年5月30日~6月2日 アジア最大規模のICT見本市「台北国際コンピューター見本市(COMPUTEX)」が、台北南港展覧館で開催されます。「ともに、無限の可能性を Together we create」をコンセプトに、20の国と地域から1000社が出展し、世界から1万人以上のICTバイヤーおよび業界関係者が来場します。 当社は、スマート農業/車載ソフトウエア/モデルベース/アバター創作、といったテーマで、台北南港展覧館1館1階 【ブース番号:K1409】に出展します。 ご来場の際は、ぜひ当社ブースにお越しください。 では、展示の内容を、現地のポスターでご紹介します。当
2023.05.15
三栄ハイテックスは、従業員の健康と働きやすさを重視し、持続可能な経営を目指しています。この度、その取り組みをさらに強化すべく、健康経営宣言を発表しました。健康経営宣言の背景や具体的な取り組みについてご紹介します。近年、労働者の健康やメンタルヘルスが社会的課題となっており、企業にもその対策が求められています。当社は、従業員の健康を大切にし、安心、安全、イキイキと働ける職場環境づくりに力を入れることで、従業員の幸福感や働きがいの向上、生産性アップ、企業価値の向上につなげていきます。私たちが取り組んでいる健康経営について、主な施策をご紹介します。 定期的な健康診断の実施とフォローアップ
2023.04.06
LSI回路設計エンジニアによるLSI工場見学レポート(豊橋技術科学大学 エレクトロニクス先端融合研究所(EIIRIS))
豊橋技術科学大学 エレクトロニクス先端融合研究所(EIIRIS)のLSI工場を見学しました。 半導体の製造工場を見学することは、LSI回路設計者にとって非常に有益です。EIIRISは、次世代のエレクトロニクス技術を推進するために、大学と産業界の連携を強化し、技術革新を促進することを目指しています。LSI工場は、研究所内に設置されている施設の一部で、半導体デバイスや集積回路(LSI)の研究・開発・製造を行っています。このLSI工場では、先端の製造技術や設備を用いて、微細加工技術や新素材の開発、エレクトロニクス技術の研究開発などを進めています。また、産業界との共同研究や技術移転を通じて、技術の実
2023.03.20
「デジタルなカメラ」のしくみ ~ ISとISPとAPと ~
画像を電子データで扱う「デジタルなカメラ」は、幅広いアプリケーション(用途)で世の中に広がり続けています。デジタルカメラやデジタル一眼レフカメラといった民生用は、皆さんもよくご存じかと思います。それ以外にも、産業用、防犯/監視用、車載用、医療用、そしてスマホなどのモバイル用といった分野にも広がっています。 アプリケーション例: コンパクトデジタルカメラ、ウェブカメラ、ワイヤレス防犯カメラ、車載フロントカメラ、X線カメラ、距離画像カメラ、サーマルカメラ、タブレット 本稿では、この「デジタルなカメラ」の、主に電子系の基本構造を説明します。その中で、半導体設計やソフトウエア
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