MacからQNAPへのTimeMachineバックアップ手順

2019年06月10日

  • ITインフラ
  • QNAP機能紹介
  • QNAP設定手順
MacからQNAP NASへのTime Machineバックアップ手順を紹介します。

評価環境

以下の環境でセットアップ手順を記載しています。
QNAP NASにつきましては、他のモデルでも同様の手順にて設定が可能です。
機器 製品名 バージョン情報
QNAP TS-877 QTSバージョン 4.3.6
Apple Mac Book Air Mac OS Mojave 10.14.3
バックアップソフト TimeMachine  

QNAP NAS側の設定手順

  1. QNAPにログインをします。
    HybridBackupSyncを起動します。

     
  2. 左メニューの「バックアップサーバ」-「TimeMachine」を選択します。

     
  3. 以下のとおり設定をします。
     ・[Time Machineのサポートを有効にする]:チェックOn
     ・アクセスパスワード:任意設定
    [適用]ボタンをクリックします。

     
  4. FileStationで、DataVol1に「TMBackup」フォルダが作成されていることを確認します。

活用メモ

TimeMachineバックアップは、QNAP NASの空き容量があるだけ行われますので、気が付かない間にQNAP NASのデータ領域を使ってしまう可能性があります。そのため、別のボリュームを作成して(例:DataVol2)容量制限を行うことで、決められた領域でTimeMachineバックアップを行うことができます。なお、TimeMachineバックアップは、空き容量が少なくなった場合、古いバックアップデータを自動的に削除をして新しいデータをバックアップします。

Mac OS側の設定手順

  1. システム環境設定を表示します。
    Time Machine を起動します。

     
  2. [バックアップディスクを選択...]ボタンをクリックします。

     
  3. QNAPのネットワークフォルダが表示されます。
    「TMBackup」を選択します。
    [ディスクを使用]ボタンをクリックします。

     
  4. 確認ダイアログが表示されます。
    [接続]ボタンをクリックします。

     
  5. QNAP NAS側で設定をしたユーザ名(TimeMachine)とパスワードを入力します。
    [接続]ボタンをクリックします。

     
  6. QNAP NASと接続され、TimeMachineバックアップが開始されます。

     
  7. 「バックアップを自動作成」をチェックすると、1時間おきにバックアップを自動実行します。

動作検証

  1. FileStationで、DataVol1のTMBackupフォルダを確認します。
    TimeMachineバックアップを実施しているMacのフォルダが作成され、データがバックアップされていることを確認します。

※ AirMac Time Capsuleは、販売終了となっています。Time Machine over SMBに対応をしたQNAP NASを利用すると、TimeMachineバックアップを行えます。また、QNAP TVS-x82Tシリーズを使用すると、Thunderbolte接続で高速にバックアップを行うことも可能です。

関連コンテンツ

サーバー/ネットワーク設計・構築からクラウドシステム導入まで、お客様のビジネスIT環境構築を支援します。