LinuxからQNAPをiSCSIでマウントする手順
2019年05月01日
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Linux(CentOS7)からQNAP上のiSCSIボリュームをマウントする手順です。
QNAPのiSCSIボリュームの作成方法は、以下を参考にしてください。
QNAPのiSCSIボリュームの作成方法は、以下を参考にしてください。
評価環境
機器 | 製品名 | バージョン情報 |
---|---|---|
QNAP | TS-453Be | QTSバージョン 4.3.6 |
Linuxサーバ | CentOS7.6 |
iSCSIイニシエータのインストール
- iSCSIイニシエータを構成するには、iscsi-initiator-utilsをインストールします。
- yum listコマンドでiSCSIイニシエータがインストールされているかを確認します。
- iscsi-initiator-utilsがインストールされている場合、iSCSIイニシエーターの設定手順 へ進んでください。
インストールされていない場合は、インストールをします。
iSCSIイニシエータの設定手順
- Linux再起動時にiSCSIイニシエータが起動するように、iscsidサービスの自動起動設定をします。
- iscsidサービスを起動します。
- QNAPのIPアドレスを指定して、iSCSIターゲットを検索します。
- iSCSIターゲットに接続をします。
今回は「iqn.2004-04.com.qnap:ts-451plus:iscsi.linux.f8a331」に接続をします。
- Linux側でiSCSIデバイスを認識したか、ブロックデバイスを確認します。
- iSCSIデバイスが正しく認識されていることを確認します。
iSCSIデバイスをフォーマットする手順
- sdbデバイスとして認識されたiSCSIデバイスの情報を確認します。
- iSCSIデバイスにパーティションを作成します。
- 作成したパーティションにLVMの物理ボリュームを作成します。
- 論理ボリュームにLVMのボリュームグループを設定します。
vgcreateした後、vgdisplayでボリュームグループを確認します。
- ボリュームグループから論理ボリュームを作成します。
論理ボリュームサイズはエクステント数で設定をします。
今回作成をしたトータルエクステント数は「76799」になりますので、この数値を指定します。
- vgdisplayで作成した論理ボリュームを確認します。
- XFSでファイルシステムのフォーマットをします。
iSCSIデバイスをマウントする手順
- マウントポイントを作成します。
今回は「/mnt/data」を作成して、マウントポイントにします。
- 論理ボリュームをマウントします。
- マウントされたことを確認します。
- /etc/fstabs にQNAPのiSCSIボリュームを自動的にマウントをする設定をします。
一番下の行に追加をします。
- QNAP側では、iSCSIでマウントされると以下の様に接続先サーバのIPが表示されます。