育児休業制度について

2022年10月14日

  • サステナビリティ
2022年度における当社の育児休業取得率は、女性100%、男性80%です。

男性社員の育児休業も、2カ月~1年の期間にて、多くの社員が取得するようになってきました。女性はもちろん、男性社員も育児休業を取得しやすい環境です。

育児休業について

当社では、育児休業、育児フレックスタイム勤務、育児のための所定外勤務・時間外勤務・深夜業の制限および所定労働時間の短縮等の措置に関する事項を定めています。この規程は、すべての社員に適用されます。(措置ごとに指定された要件を満たす必要があります。)

育児フレックスタイム勤務制度

当社では、試用期間中の社員を除き、フレックスタイム制度が適用されています。6時から22時までを通常に勤務できる時間帯(労働時間帯)とし、そのうち9時30分から15時までをコアタイムとしています。

通常のフレックスタイム制度に加え、育児支援制度として育児フレックスタイム勤務制度を設けています。

育児フレックスタイム制度では、コアタイムを9時30分から15時までのうち、昼休み1時間を除く2時間にすることができます。
小学校入学適齢期に達するまでの子と同居し養育する社員が対象です。
小学校入学適齢期に達するまで利用できますので、子育て中の多くの社員に利用されています。

育児短時間勤務制度

所定勤務時間を6時間とすることができます。
1歳に満たない子を育てる女性社員は、さらに1日2回午前午後おのおの30分、育児時間を請求できます。

小学校入学適齢期に達するまでの子と同居し養育する社員が対象です。
育児・介護休業法上「子が3歳に達する日まで」となっていますが、当社では「小学校入学適齢期まで」としています。

育児休業を取得した社員の声

当社では、多くの社員が育児休業制度を利用しています。育児休業制度を利用した社員の声を紹介します。

M.Y.さん(男性)ソフトウエア開発・評価

取得時期/取得期間

 11か月間(2021年11月~2022年9月)

感想

育児休業取得にあたり、会社から制度に関する規程や不明点などを丁寧に説明してもらい、大変助かりました。
また、所属する係のメンバーからは、育児グッズをプレゼントしていただき、とてもうれしかったです。
引き継ぎは、育児休業前一カ月程度をかけて、業務の合間に行いました。上司からのサポートもあり、スムーズに引き継ぐことができました。

育休中は、常に目が届くところに家族がいるので、子供のけがや病気、産後の妻のことをあまり心配せずに過ごせたのはよかったと思います。

復帰後は、課の状況を説明してもらうなど、業務に追いつけるよういろいろと配慮してもらえました。

育休を取得したことによって、日々、夫婦でお互いをサポートしながら過ごすことができました。生まれたての頃は特に、授乳やおむつ替えなどがあり、昼夜関係ない生活サイクルです。はじめての経験の連続で大変なこともありましたが、妻からは「夫に頼ることができたので、産後のストレスや日々の睡眠不足を解消するために自分の時間を作ることができた。育休制度があって非常に助かった。」と感謝の言葉をもらいました。

もともとフレックス勤務などの制度が整っているので、だいぶ自由度のある働き方ができてると思うのですが、育休を取得したことで、育休に関する各種制度を知り、会社の支援が充実しているなと感じました。
今後、リモートワークや勤務場所の柔軟化など、働き方の選択肢が増えることを期待しています。

U.R.さん(女性)アナログ回路設計

取得時期/取得期間

1年9.5か月間(2019年6月~2021年4月)

感想

2年近く続いていたプロジェクトを担当していたので、妊娠3カ月で直属の上司に報告し、引き継ぎのお願いをしました。安定期に入った5カ月頃には引き継ぎ予定の方にも報告し、業務と並行して少しずつ引き継ぎ始め、妊娠7カ月頃の改版設計開始のタイミングで顧客にも報告して担当交代し、産休に入るまでは設計メンバーとして携わりました。早めに報告したことで、ゆとりのあるスケジュールで引き継ぎができ、安心して産休に入れました。
部署内では産休育休取得者がいなかったので、手探りながら、私の要望を聞いてサポートしてくれました。育休中は、面談の提案や新人配属の際には顔合わせの機会を設けてくれるなど、少しでもつながりが持てるような機会を作ってくれました。あいにく、すぐにコロナ禍となり、顔を合わせる機会は減ってしまいましたが、メールやオンライン面談などでコミュニケーションをとり、復帰後に困らないように配慮してくれました。
復帰後は、時短勤務でしたが、軌道に乗るまでの仕事内容の調整をしてくださったので、自分のペースをつかみながら慣らしていけました。残業対応がなかなかできないことや子供の病気などによる急な休暇取得などに対するフォロー、また、仕事内容や働き方なども、定期的にヒアリングして考慮していただいていて、仕事と家庭の両立ができていると思います。
育児休業を取得したことで、子供の成長をそばで見守ることができ、心にゆとりを持って子供との時間を持つことができました。

U.S.さん(男性)ソフトウエア開発(ネットワーク機器)

取得時期/取得期間

第2子:4か月間(2017年11月~2018年3月)

感想

私は第2子の時に育児休暇を取得しました。
保育園にすぐに入園できない状況でした。妻から育児休業は子供と向き合えてすごくよい機会であることや、少し早めに職場復帰したいことから、取得できるならとってみればと提案がありました。
最初は冗談だと聞き流していましたが、せっかくの機会で面白いかも…と方針転換をして、会社に相談することにしました。
当時、三栄ハイテックスでは男性が育児休業を取得した前例がありませんでした。男性でも取得できるものか本人・上司ともによく分からない状況でしたが、特に問題なく話は進みました。余談ですが、保育園でも男性が育休を取得するのは、初めてのことのようでした。
相談をしてから3カ月程たったころに上司の承認がおり、育休取得に向けて動き出しました。
2017年1月から業務後任の教育をはじめました。上司や関係者のサポートもあり、2017年11月から育休に入ることができました。

育休中、上司とは不定期に近況の連絡を取りました。管理部門からも適宜、必要な連絡をもらっていたので、休みの間も特に困ることはありませんでした。

復帰後、子どもが保育園に入った後も、ならし保育などで休みをとることがありましたが、周囲の理解がとてもありがたかったです。

育休を取得したことで、育児・家事に専念してじっくりまな娘(+長男)と向き合えたこと、妻が早期に職場復帰できたこと、知り合いのママ・乳児が増えて新たな交友が増えたこと、保育園・病院など今までと異なる環境で過ごすわくわく感があったことなど、とても有意義な時間を過ごすことができました。
妻からも感謝の言葉があり、育児休業を取得して良かったと思っています。

T.Sさん(女性)テクニカルドキュメンテーション制作

取得時期/取得期間

第1子・第2子:1年7か月間(2006年10月~2007年4月)
第3子:1年4か月間(2014年1月~2015年4月)

感想

私は2006年と2014年の2回、育児休暇を取得しました。
第1子と第2子は双子です。当時、業務窓口担当として、若手社員とペアで業務をしていました。妊娠初期に切迫早産となり、10日間お休みすることになりました。またいつ同じようなことが起きるか分からないので、早い時期からペアの社員と上司に引き継ぎをしました。自分が抜けることで、ペアの社員にすべての業務を任せなければなりませんでした。申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、ペアの社員の頑張りと上司のサポートのおかげで、無事に産休に入ることができました。

双子ですので、復帰後は1年くらい順番で病気になりました。有給休暇のほか、子の看護休暇をうまく利用して乗り切ることができました。
第3子の時は客先で勤務していたので、不安もありましたが、社内外の方々にサポートをしてもらいました。

復帰後2年くらいは時短勤務制度を利用していました。一度、普通の勤務体系に戻しましたが、子どもが入院したこともあり、再び時短勤務を利用することになりました。上司や会社に相談し、事情によって柔軟な対応をしてもらいました。制度のおかげで、無理をせずに就業できました。チームメンバーの協力と理解もあり、大変助かりました。
当社では、もともとフレックスタイム制を導入しており、有給休暇も取得しやすいことから、自分のペースで仕事ができる職場です。加えて、時短勤務や育児フレックスなどを活用することで、お子さんが生まれた後も働きやすい環境が整っています。ワークライフインテグレーションを取り入れることで、柔軟な働き方を実現しています。
技術革新・環境・教育・人材の4つのテーマで、SDGsの理念に沿った事業活動を目指しています。
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性のエンパワーメントを図る
2030年目標:女性比率40%、グローバル比率40%

当社は、女性や海外人材にとって専門性が高く狭き門と捉えられがちなLSI/半導体設計という分野において、以前からジェンダーや出身地で区別をしない「全方位ALL OK」のスタンスで採用活動を行ってきました。しかし、実際の専門・技術職における男女比には、依然として差が存在します。 当社は2030年までの10年間で、当社の成長を支える人材、特に女性や海外人材に対して門戸を開放する取り組みを充実させ、多様な人材が活躍する社会を目指します。

関連コンテンツ

SDGsへの取り組み
SDGsへの取り組み
三栄ハイテックスはSDGsの理念に沿った事業活動を通じて、持続可能なよりよい世界の実現に貢献します。
育休経験者座談会
育休経験者座談会
育休経験者の方々に育休にまつわるエピソード、現在取り組む仕事と子育ての両立についての話を伺いました。